「伝言172」

 

たかが知れたと思うなよ
それは幾千年にもわたって
語り続けられたこと
神のことを何も知りもせずに
軽く語ることの愚かさよ
神の何たるかを知りもせずに
語るその軽々しさに
世界は翻弄され
食いつぶされてきた
みごとに打ち果てたものと
朽ち果てたものの違いを知りもせず
浅はかな知識と蒙昧な意識によって
世界は翻弄され続けてきた

そこのそこまで知り尽くした
ほんのわずかな善良な民と
底とフタの違いを混同する愚かな人々

世界の夢枕に立つのは
果たしてどちらであろうか

2015/03/21 (土)

 

「伝言171」

 

神の願い
人の願い
いくつになっても変わらぬ
人の願いの浅はかさ
適度に流れる水のように
人は生きることを望む
いくつになっても果てぬ夢のように
想いは砂漠を駆け巡る
砂にしみ込む水のように
人の想いは
なかなか神に届かぬ
水が水でないように
人は人にあらず
生き死にの上に積み重なったイノチを
もっと楽しめよ

神ははるかかなたに在りて
わが君を想う

2015/03/18 (水)

 

「伝言170」

 

アヌの伝言

すべてはととのった
君の出番であるぞ
背に腹はかえられぬとは
このことだ
二の次 三の次
神の行き違いにならぬよう
よく気をつけなさい
さあて、はじまるぞ

2015/03/14 (土)

 

「伝言169」

 

かじとり ふねとり まかせた
タクラマカン砂漠に乗りすてた船を
とりもどせよ
海底に沈むアヌの船と共に打ちあげよ
我らがトキを超えて 接続される船よ

2015/03/01 (日)

 

「伝言168」

 

きけよ そこの人
ひらけよ そこの人
そこなしの沼から這い上がり
水と泥ともつかぬ衣服を脱ぎ捨て
陸(おか)にのぼるその人
天使のかけ声もきこえず
ひたすら空に響き渡るラッパの音
シホンのシオンに預けたものを取り戻せよ
やがてくるその日に向けて用意せよ
自ら撒いた種は自らの手で刈り取れよ
花も実もつかぬ木であろうが
己の手で撒いた種であろう

2015/03/01 (日)

 

「伝言167」

 

アヌの伝言

ときはすでにすぎさり はないちもんめ
ゆめのまたゆめ そのおかにのぼる
いちもにもさんもない
すでにひははなたれた
いちにさんとよんにつづく四魔王
ときとしてそれは人形のようにみえるが
まだいのちのあるもの

2015/02/26 (木)

「伝言162」~「伝言166」は飛ばします。

 

「伝言161」

 

アヌの伝言

いろはにほへと
ちりぬるおわかん
あにうむの なにかのはな
うめのはなのうみのなか
あかいろ ももいろ きいろのいろ
うめにうめさく さくらのきせつ
うみに とどめを さす あぬのかみ
いちから に に ぬけ さんにころぶ
あぬのたからの はないちもんめ
いすらの いすらに はなさく かざりんぼ
ほにけに はなさく はなかざり
めに はな さく はないちもんめ
けに さく はないちもんめ
いろとりどろに さく このよのはなと
あのよのはな

あかいろ あおいろ はないちもんめ
めにうつるは あのよのはなび

2015/02/11 (水)

 

「伝言159」

 

アヌの伝言

アヌかく語りき
ぬしの出所 明かせよ
すべては元通りになるがゆえに
それは放り投げられる
ゆえに人は喜び転げまわる
神のなんぞとは知りぬるおわか

はめよ、はめるん、その時に
人はいきり立ち、ぬか喜びする
時々は夢にも思わぬその出来事に
翻弄されながらもやがて消えてゆく
ゆえに人は幻を追い求め
すがろうとする

神はいきてあるものに光をかざし
包(くる)むであろう
包(くる)まれるものよ、光あれ
光に翻弄されるものよ、我にかしづけよ
名もなき者にかしづけよ
全ては己の作り出す幻よ
時を超えて時を置く
夢に任せて走り続ける
時を超えてなお超えようとする
あるときないもの すべて同じである
時が君を超えて通り過ぎるとき
それは何処から来て何処へ行くのか
アスラのアズーラ、花火のごとく
生贄の花火よ、我にかしづけよ

2015/01/

日時不明
内容がまったく意味不明(何を伝えたいのか)だったので
非公開にする予定でしたが公開することにしました。
順番では「2015年とは何ですか」の後になります。