月別アーカイブ: 2015年9月

「伝言181」

 

なるようにしかならぬものに
くよくよしても仕方なかろう

暁の海に舟を浮かべ
しばし待たれよ
舟は出るべきときに出る
いくら打ち出の小づちを打ち鳴らしても
それは叶わぬ願い

身を以て呈すれば
それはおのずと神のハタラキに似て
幾通りのハタラキができるであろう
だからといってそれは
華々しく咲き誇るものでもなく
ひたすら水面下に咲く花のように
時おり、人の目をひくだけである

何を以て神となし
何を以て我が身を呈するか
それはおのずと・・・・・

2015/08/06 (木) 17:35

 

「伝言180」

 

アヌの伝言

あかいほし
あおいほし
金色のほし

三つに束ねて
ホウキになって
災いを起すであろう

紅い星が先頭になり
青と金色が続く

海の割れ目に
鏡をあてて
照射せよ

ソコから
神の魚が飛び出す

浮き袋を持つ者に
案内させよ

行き残るには
もうこれしかないであろう

2015/07/17 (金) 17:16

 

「伝言179」

 

すでに持ち帰ったものは
語りつくされたであろう
そこのところを取り違えてはならず
いかんせん何事も取り違えると
なるものもならず
見事に返り咲くこともままならず
神にもいろいろありて
決して一方通行にならぬよう
気をつけなさい
君に持たせたものは君にしか使えず
贅沢三昧するものには
スズメの涙ほども与えてはならぬ

ゆきのした
あかりのなかに
みえかくれするものに
よく目をこらすこと

神は微動だにせず

2015/07/17 (金)