カテゴリー別アーカイブ: 伝言

「伝言182」

 

天下の分け目
はなはだしく違ったものになろう
誰も行方を知らず
どの道に何をほどこしたか
すでに忘れ去られた
はなはだしく違ったものは
おのずからそれとは違った方向に向かい
誰にも止められぬ
それは神のハカリゴトであり
マの行き違いである
故に君に力を持たせた
祈りとは違うものを君に授けた
人が何を想い
何を口走ろうとも
何も気にせず、ご用なされよ
人の目はうかがい知れず

2015/09/10 (木) 17:29

「伝言181」

 

なるようにしかならぬものに
くよくよしても仕方なかろう

暁の海に舟を浮かべ
しばし待たれよ
舟は出るべきときに出る
いくら打ち出の小づちを打ち鳴らしても
それは叶わぬ願い

身を以て呈すれば
それはおのずと神のハタラキに似て
幾通りのハタラキができるであろう
だからといってそれは
華々しく咲き誇るものでもなく
ひたすら水面下に咲く花のように
時おり、人の目をひくだけである

何を以て神となし
何を以て我が身を呈するか
それはおのずと・・・・・

2015/08/06 (木) 17:35

 

「伝言180」

 

アヌの伝言

あかいほし
あおいほし
金色のほし

三つに束ねて
ホウキになって
災いを起すであろう

紅い星が先頭になり
青と金色が続く

海の割れ目に
鏡をあてて
照射せよ

ソコから
神の魚が飛び出す

浮き袋を持つ者に
案内させよ

行き残るには
もうこれしかないであろう

2015/07/17 (金) 17:16

 

「伝言179」

 

すでに持ち帰ったものは
語りつくされたであろう
そこのところを取り違えてはならず
いかんせん何事も取り違えると
なるものもならず
見事に返り咲くこともままならず
神にもいろいろありて
決して一方通行にならぬよう
気をつけなさい
君に持たせたものは君にしか使えず
贅沢三昧するものには
スズメの涙ほども与えてはならぬ

ゆきのした
あかりのなかに
みえかくれするものに
よく目をこらすこと

神は微動だにせず

2015/07/17 (金)

 

「伝言178」

 

アヌの伝言

取り繕うこともせず
いのちの重さに関係なく
生きとし生けるその時に
神と見間違うほどの
光り輝く雨が降る
油断してはならず
神の生け贄になろうが
なるまいが
それは たいしたことではない
神に選ばれた者が
歩む いばらの道
ときとしてそれは逆さまになり
頭上に落ちる時もある

2015/05/17

 

「伝言176」

 
神は微動だにせず

2015/04/09 (木) 16:57

いきる(り?)立つもよし
流されるもよし
神は生きながら死にゆくもの全て愛しき者よ
時は鐘なり
うちでのこづちを鳴らすものに
災いあり
災禍のほまれに身を委ねる者よ
神の愛しき我が子らに災いの祝福あれ

17:04

せんべつの言葉も分け与えることなく
宇宙の闇に散ったものたちよ
我はかしづき首を垂れる

17:07

我は滴のごとく
微動だにせず

17:09

我は在りて在るもの
たがいの違いも知らず
花のように散りゆくもの
散りながら生きるもの
循環するものに涙は無用

17:15

神は君に包まれる

17:24

 

「伝言175」

 

やがてやってくる決戦の日に
悔いがないよう
身と心を整えなさい
あわてふためいても 何の得もなし
神は神にしか わからぬことありて
ヒトがどう逆立ちしようが
手に届かぬものは届かぬ

神からの贈りものは
意外な形をとって現われよう

2と5と
3と7の間に

2015/04/05 (日)

 

「伝言174」

 

人にはそれぞれ生きる道があり
他人に押しつけてはならぬ
よこもたてもない
ただあるのは道のみ
自ら選んだものに
くよくよしても仕方なかろう
時は金なりとは
よく云ったものよ

鐘が鳴り続けているうちに
早く家に戻りなさい
はからずも落としたイノチに悔いがないように

2015/04/05 (日)