アヌの伝言
心なしかわずかの蓄えも
やがて尽きるようにみえて
それも理のうちにあり
行きも帰りも電車に揺られ
レッカ(烈火?)のごとく生きようともせず
隣の人のにおいも知らず
おのが道を邁進する人々
やがてそうなるであろう見本のような生きものに
似ていようがかまいもせずいきり立つ
日本人という種の中には色々あるようで何もない
何もないが故にあれこれ並べ立てる
とっくの昔に知れ渡っていることさえ無きにしも非ず
いま一度滅びる種は明らかに日本であろう
一目散に散った仲間を探し求めても無駄なこと
何もないものにあれこれ色をつけて作りあげてきたものに
何の定めがあろうか
人は生きるもよし死ぬもよし
生き(る)ながら死に絶えるもよし
いいあんばいに出揃ってきたぞ
2015/10/22 (木) 17:33