それはおごりゆくもの
雄叫びをあげ戻ってくるもの
神のハタラキに似た悪知恵の
夢うつつにみる古の酒盛り
エデンの園にみゆる
花々に似た悪の果実
見事にうちはて
見事に打ち崩し
やがて流れる椰子の実のように
色とりどりの果実に隠された
果てしない人々の夢に
愛想を尽かす神の目にみゆる
一つの星
我が子に持たせた秤と天秤と斑鳩の星
色とりどりの色に浅ましきその光
光を想い、闇を想う
その浅ましき人々の
想いに似た一つの星
星から星へと旅するもの
さあて何が出てくるか
楽しみにしていなされ
見事ひっくるめて三千世界
ひっくり返し
起き上がり
燃え盛る白い炎
あちらこちらに飛び火し
火傷せぬよう
見事に引っくり返すもの
神のハタラキぞ
盗まれるな、盗まれるな
神の血と神の知恵
喜び勇んで死にゆくもの
図られるではない
今度こその願いはもう叶わず
夢うつつに生きるものの捨て場所もなく
ハカライの中にみゆるいきなりの図星
ハシリ、ハシキリ、ハシラセヨ
さあて見ものよのう
神隠しぞ
2010/01/29 (金)