スーパーフードの宝庫、生態系の谷「エコ・クエンカ」で生まれ育った「有機インカベリー」
アマゾンとアンデスの境に位置するクスコ周辺には、壮大なクエンカ(渓谷)が点在し、山頂から谷底まで5,000mの標高差があります。乾燥した砂漠気候から高山気候、湿潤な熱帯気候がコンパクトなエリアに凝縮され、そこには多種多様で豊かな生態系が存在します。
先住民の時代から豊かなスーパーフードを数多く提供し続けてきたエコ・クエンカ産まれのスーパーフードの中でもいま注目されているのがインカベリーです。インカベリーとは「食用ほおずき」の果実を乾燥させたドライフルーツのことで、欧米では「ゴールデンベリー」の名前で知られています。
このインカベリーは、昼と夜の寒暖の差が大きくインカベリーの栽培に最適な標高2400mの圃場で栽培された有機原料のみを使用しています。 欧州、米国及びJASの有機認証を取得しています。
栽培の起源は古く、遥かインカの時代に遡ります。16世紀スペイン人到来以降は人々の生活から忘れ去られていましたが、近年、原産地ペルーにおいてその存在が再発見され、欧米を中心に人気を集めるようになりました。
インカベリーは多年生植物で高さ90〜160センチ程度まで成長し、毎月結実します。 ビー玉くらいの大きさの果実は、水分をたくさん含み、とてもジューシーです。たくさんの小さな黄色がかった種子を含み、滑らかな表皮ときらめくようなオレンジ色の皮に包まれています。
果実は、麦わら色の提灯のような繊維で薄い「がく」に包まれています。完熟すると甘みが増し、ブドウのような良い香りがしますが、がくに包まれたまま地面に落下します。落下した後も果実の熟度は増し、やがて緑から黄金のような色に変わります。 昼と夜の寒暖の差が大きいエコ・クエンカ特有の気候と豊かな土壌が、果実の成長と成熟を促進し、糖度を高めます。
十分に熟成したインカベリーを、その特徴を知りつくした職人たちが、最適な温度条件の管理の下で芳醇な香りと甘みと酸味のバランス、そしてしっかりとした歯ごたえを引き出した状態を見極め、丹念に干し、加工します。ジューシーなエキスが噛めば噛むほどに出てくるのはこのためです。
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ミネラル、食物繊維、β-カロテンなどの栄養成分と抗酸化成分がぎゅっと凝縮されているので、健康だけでなく美容にも強い味方になってくれます。美容・アンチエイジングのスーパーフードとして人気が高まっています。
まずはそのまま食べて、自然の甘みと酸味を楽しんでください。シリアルやスムージーに加えたり、パウンドケーキやフルーツケーキ、ドライカレー、サラダ、シロップ漬け、ラム酒漬け、オイル漬けなど色んな料理に使ってみてください。ワインを飲まれるときのチーズにもよく合いますよ。
友人の鍼灸師はついおやつに手を出してしまう患者さんにインカベリーを勧めているそうです。山歩きなどにも良いですね。
*有機原料のみを使用し、保存料・甘味料等、添加物は一切使用していないため、果実の熟度により硬さや色に違いがあります。
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『エコクエンカプロジェクトについて:エコクエンカとはスペイン語で(生態系の峡谷)を意味します。エコクエンカプロジェクトは、アマゾンとアンデスの境界に位置するクスコ周辺の、多種多様で豊かな生態を内包する壮大な峡谷地帯(エコクエンカ)の自然環境を活かした、伝統的且つ持続可能な農業生産の育成を目的としています。このプロジェクトは、インカを始めとしたプレ・コロニアル時代の文化に精通したペルー人のマリオ・アナヤ氏が2013年に立ち上げました。アルコイリスは、2014年からエコクエンカプロジェクトに参加しています。(アルコイリスさんのHPより)』
【栄養成分表示】 (100g 当たり)熱量 345kcal、たんぱく質 6.8g、脂質 7.0g、炭水化物 71.1g(糖質 56.5g、食物繊維 14.6g)、ナトリウム 0.3㎎(食塩相当量 0.01g未満)、ビタミンA 666μg、ビタミンC 73㎎、ビタミンB1 0.56㎎、ビタミンB6 0.86㎎、鉄分 3.0㎎、α-カロテン 411μg、β-カロテン 7790μg