沖縄のやさしい空 8月4日 文化の香り

「沖縄で初めて文化の香りを楽しんできました」
と、先日書きましたが、それは「桜坂劇場」のことです。
閉鎖の憂き目になった映画館を映画好きの有志が新しい形で復活させた劇場。
こんなアイデア、絶対内地の人間だろうねと聞いてみたら、やっぱりそうみたい。
沖縄の人にこんなアイデアがあれば、とっくに出来ているもん。

桜坂劇場は、
カフェあり、アートショップあり、レコードショップあり、
デザインもいい、入りたくなる雰囲気、
ああ、ようやく観たい映画が見れる!
働いている人も、システムもまったく違う。
沖縄では初めての文化の香り。
懐かしいようななんともいえない文化の香り。
オキナワ移住7年目にしてようやくの出会い。

沖縄の方にはゴメンナサイ。
でも、正直な気持ちなんです。
オキナワでは、
映画といえばハリウッド映画、
たま〜に、いい映画をやっても誰も入らない。
あ、おまけに途中から人が帰って行く。
いい映画を上映する場所が出来たかと思えば、潰れる。
ああ〜、どうなってるの?
本屋では本当に読みたい本は置いていない。
オキナワの本と普通の本ばかり。
美術館はない。
現代アートどころかアートがない。

オキナワの人は、アイデアも才能ある人がとっても多いのに、
なぜか文化の香りがない、文化のアイデアがない。
何故なんだろう?何故なんだろう?と、いつも、いつも。

桜坂劇場に出かけて思ったのは、
「文化の香りは潤い」
そう、潤いなんですよね。
移住者が毎年3万人も増えている島、オキナワ。
今、オキナワは新しい時代を迎えつつあるのかもしれない。

観てきた映画はロシア映画、「クー」
いや、いや、嘘ですよ。
「不思議惑星キン・ザ・ザ」です。
凄〜く面白かった。クーに乾杯。

桜坂劇場のHPです。
http://www.sakura-zaka.com/


お便りです。

●まゆみさん、こんばんは。

今年は時間が流れるのがとても早く感じます。

暑中見舞いの葉書にも書きましたが、
メールをありがとう。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
いくつ書いても足りないです。

僕はロックバンドのようなところでドラムを叩いていますが、
いろいろな音楽が好きなので、出かけては、
これは絶対に面白そう!と思ったもの聴きに行ってます。
(ときどき、外れることもありますが、必ず何らかの感想は持てます。)

『アンサンブルプラネタ』
という、アカペラグループのコンサートへ行きました。
音だか、感情だか、あるいはもっと得体の知れない何かが、
ものすごいスピードでぶつかってきて、
鳥肌が立ち、涙が出そうになり、でも凄く嬉しい気持ちになり、
文字どおり、ぶっ飛びました。

沖縄にも遊びに行きたい、ではなく、
沖縄に遊びに行きたいです。

ガジュマルは元気ですか。
HPの青い花は、とってもきれいですね。

こうやって、メールをできることが、また幸せです。
ありがとう。

台風やら磁気やらで大変なことだろうと思います。
まゆみさんも、体に気をつけて。

ではまた。   

佐々木 崇


●まゆみ様
こんばんは。

実は最近、私も長袖を愛用しています。
沖縄へ来て2年目の夏になります。
先日の良く晴れた日、半袖のTシャツで一日中、日なたで過ごしたところ、
日焼けのため夕方から両腕と首が真っ赤になりました。

すぐに冷やしてアロエをぬったり、いろいろ処置をしましたが、
翌日から約1週間、腕に日が当たるたびにヒリヒリ痛み、
長袖なしに日なたに出られなくなりました。

太陽エネルギーが強くなっているせいか、
沖縄に長く住んでいる人も、最近は特に日差しが強く暑いと言っています。

沖縄へいらっしゃる皆さん、特に海に行かれる方は、長袖を必ずご持参下さい。




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