沖縄のやさしい空 8月14日 目の前の広場のこと


木曜日からまた太陽フレアが発生しています。
今日はすでに6回も、ご注意を。

先週からなにかと忙しく、今日は久し振りのメール配信です。
Earthblueの目の前には以前牧志第2公設市場という大きな建物があったのですが、
それが2年位前に取り壊しになり、今は広場になっています。
普段は子供たちの遊び場になり、時々フリーマーケットやコンサートなどが行われ、
一度は闘牛場にもなりました。
平成14年に、広場の跡地利用の提案を考えるためにワークショップを開催しました。
私も含め地域の代表者、琉大の先生、行政のひとと考え作成した設計図を
市長に提出しました。マスコミでも大きく取り上げてくれましたが、その後なしのつぶてでした。

それが突然思いがけない形で再燃し、
先週から地域住民たちが大勢集まり集会をやっています。
きっかけを作ってくれたのは琉大生たちです。
行政の人たちが驚くほど、先週も今週もたくさんの人が集まり活発な意見が交わされました。
私がしゃべっている時に何度も拍手が起きたのはちょっぴり嬉しかった。
でもその時マイクで喋っている私の姿がアップでニュース放映されたようなので、
昨夜は私の分だけ撮影しないで欲しいとカメラマンにお願いしたら、
「そんな良い話をしてるのにどうしてテレビに出ないんだ」と言われたけど、やっぱり恥ずかしい。
今回再認識したのは、沖縄の人って良いですね。
行政の人もいい人ばかり。
内地の人間と根本的に何かが違う。
愛すべきひとたちです。

と言うわけで、昨日発表した文章を載せましたので興味のある方は読んでみてください。
14年に考えた設計案BとCの絵を今回もう一度提出しました。
その絵を添付しましたので開ける人はみてください。
以下。


那覇市長、地域の皆さま、この広場を利用するすべての方へ     2004年8月13日

牧志第二公設市場跡地利用について

14年度の案は、子供たちのこころを育み、地域に住む誰もがこころ豊かに生活できることを願い、
地域の代表者たち10人ほどで時間をかけて作成し、通り会の了承を得、市長に提出しました。
案自体は決して満足いくものではありませんが、そのとき出来る精一杯のものでした。

その後私たちには何の連絡もありませんでした。
そして、今回いきなり16年度の案が出来、予算までついたようです。
これって何なんでしょう。
補助金を受けられるためには制約があるようです。
どうも、決まりきった建築物を建てなければならないようです。
そこには私たち住民の意識・こころは反映されていません。
これは、とても不可解でおかしなことです。

前回も言いましたが、この際計画を一旦白紙に戻し、
改めて住民たちで案を考え、それを市に提出したいと思います。
熱心に訴えていけば必ず声は届くと思います。

もし予算がつかない場合は、私たち住民で作ってみませんか?
お金が余っているひとからは寄付をしてもらい、体力が余っている人には体力を、
みんなでクワやスコップを手にし、私たちの知恵、力、を出しあって、他の場所から
やって来た人たちが羨むような、モデル地域となるような、素敵な空間にしませんか?
面白いことに人間の行動パターンを考えた時、自分たちの手で作ったものは、
ゴミもなく手入れも行き届き大切にするんです。

近年、世界中の人々は幸せになれると思い、便利さを優先し、物質、お金を追い求めてきました。
しかし、幸せになれるどころか、お金に追いかけられ、縛られ、争いが起き、恐怖心にとらわれ、
世界は不幸な人でいっぱいです。
こんなことは、もう終わりにしませんか。
もう、そんな時代ではありません。時代遅れもいいところです。

足りないことに満足し、知的に、こころ豊かに、スピリチュアルに生きていくことを、
私たち地域のものから始めてみませんか。
美しい琉球を取り戻しませんか?
これが私の願いです。                    
                                  ふるいちまゆみ


お金がかからないで作れる案を@から順番に

@今のままでフェンスに沿って、6〜7本の樹を植える
樹は明るく風通しのいい樹木を
これだけでも随分雰囲気が変わるでしょう。
樹の下にベンチがあってもいい
A樹木と芝生
B樹木と芝生と琉球石灰の石を敷き詰めた広場(別紙参考)
C琉球石灰の石で作った野外劇場と芝生(別紙参考)
野外劇場は斜面を利用し緩やかな階段上にする
トイレを作るのなら、芝生の部分に、しかもきれいな明るいトイレ

D最後にどうしても建物を作るのなら、琉大生の案を指示します


提案B 
提案C 
こんな感じで



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