沖縄のやさしい空 3月14日 信州からのお便り(06年2月号)


皆さま、こんにちは。久しぶりの配信です。
メルマガ、サボっていてゴメンナサイ。
今日は藤井さんからのお便りです。どうぞお楽しみください。以下。


信州からのお便り(06年2月号)

 まゆみさん

まだ信州・長野にいますよ。どのくらいメールを書かなかったかな。

気象庁は暖冬予想に反して、前年に比べて12月、1月までは雪が多かった。

カーテンが窓に凍りつく、窓自体も凍りつく日々でした。

2月の節分・立春を終えて、ほんと暦どうりに、眼に見えて暖かくなってきました。

暦の上は立春といっても・・というセリフは、旧暦の行事をそのまま新暦(太陽暦)に 


日にちだけをあてはめているので、あうわけはないのですが、今年はぴったりです。

昨夕からは雨、今朝は霧がとても濃い。あったかい証拠です。


私の住処は、東にだけ開いています。東の山、菅平・根子岳あたりの稜線の上縁に

輝いている線を見て、関東はかんかん照り、そして、こちらの寒さの予測があたるようになりました。

まゆみさんのBLOGの自然現象情報も、もの思いながら丁寧にみていますよ。

自然・天然現象の変化は、何かわからないけど、ほんのちょっとしブレなんでしょう。 


新聞=学校図書館、テレビなし、生活を続けています。

最近は南極越冬隊でも、インターネット・ネットテレビはもちろん、

朝日新聞の国際衛星版(欧・米などの海外で印刷配達してる・日経も同様)が

フルページ読めるよ、と周辺に言われました。

こちらラジオの時代に逆戻りを続けています。

スポーツ放送は、ラジオに限ります。オーバーな表現がいいのです。

ホームラン!ホームランを取りましたなんて、泣かせます。


今朝未明も、岡崎の500m。金メダルをとったレースのような絶叫ぶりでした。

冬季オリンピックは好きですね。札幌・長野の時、現場近くにいたからでしょう。

長野モーグルで金メダルをとった時、里谷多恵って誰だ、と皆、慌てたこともあって、 


ずっと里谷多恵のファン、何があってもファンでした。

むろん、飯縄山のオリンピックコース里谷バーンも、よれよれになって滑りました。


眠っていても、ラジオが鳴っていることが多いのですが、リレハンメル開会式も、

夢かうつつかという感じでした。だから、よくわからないのですが、

ジョン・レノンのイマジンがかかった!オノ・ヨーコさんも登場(?)えーっつと、

心の眼を開いたのですが、NHKは冷たく言いました。

“6時半です、ここで10分間ラジオ体操の時間です”。


新聞で確かめていないのですが、ほんとに流したとすると、イマジンって不思議な歌ですね。

反体制シンボル歌になったり、放送禁止歌であったり、

こういう、国や世界“主催”のお祭りに使われたり、ですね。

まあ、日本では絶対使われないでしょう。


禅センターの館長さんの話どうしましたか。

また、まゆみさんって不思議な人だなあと思ってしまいます。

そういうお話があるんなら、やってみたらどうですか、と詳細しらずに勝手に思います。 


仙人(!)みたいに、世間から離れて暮らしていると、

思いの究極のところに、禅世界があるようにも感じています。

ただ、森を歩いていて、そう思うだけで、座禅をやっているとか、そういうことではありません。


禅とは、対極の仏教世界でしょうか。善光寺の町・長野にいるせいか、

“極楽に行けますように”とお賽銭を少したくさんにする気持ちも、この頃とみに。

そういえば、今日15日(ほんとうは旧暦ですが)は、お釈迦様のなくなった、入滅の日、 


涅槃会です。少し豪華な五目御飯の日だった、かすかな記憶があります。

埼玉のうちにも、なんの意識もなく、ただの偶然に、沙羅双樹を植えています。

今は多少意味ありげに思い、6月頃、白い花(夏椿)がたくさん落ちるのをみることがあります。



唐天竺の須弥山=チベットのカイラス山(カリンボチェ)を拝みに、見にいく体力は

なくなりそうだけど、釈迦の、仏蹟を訪ねたいと思ったりします。

生まれた地のルンビニは、ネパールです。

ネパール旅行は、滞在費が安くすみますから、長いことフラフラするには、いいです。 


居候をきめこむ所もありそうですし、毎日のカレー味もジャガイモも大好きです。

ただ政情きわめて不穏です。

国王独裁体制にようやく民衆が蜂起しそうと、みることもできますが、

武力開放は好きになれません。眼がはなせませんね。



ネットという放送局を、誰でももてるようになりました。

技術的にも、流すコンテンツにしても、利用者の責任の世界です。

だから接続に許可とか、規制がありません。だから誰も保障してくれません。

行政が監督・規制をやろうにもできない、自由細胞のひろがりのようなものです。

新しい大衆の武器とはいわないまでも、

これからの世界秩序を作り出すツールになります。



ただ、南極越冬隊のように、ネットにつながって、情報ばかり多くあっても、

一歩も外に出て行けない、行かないことは、なんなのかとも思ったりしますね。



花粉の3月になると、沖縄に行きたくなるでしょうが、安曇野あたりで我慢です。

ただ、安曇野3月はどこもクローズ、シャロムもまたクローズのようです。

(f)




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